【猿江恩賜公園七不思議】(2) |
「片葉の葦」 |
今では駒止堀も埋め立てられ、片葉の葦も無くなりました。それが、猿江恩賜公園南側の下池にはたくさんの葦が生えていて、その中に片葉の葦が混じっていると云う噂です。しかしながら、それはそれは恐ろしくて、本当かどうかを調べたことはありません。 片葉の葦の伝説は全国各地で語られているようです。足立区千住に伝わる七不思議では、弘法大師の御威光に恐れ入り、ひれ伏したまま片葉になったとされています。そう云う事であるならば、まさに政治家の多くは片葉の葦で、常に形勢の良い方向になびきます。 東京では、隅田川花火大会の翌日に行われた都知事選から早くも半年が過ぎ、次の関心事は6月末から7月上旬に行われようとしている都議会選挙。「都民ファースト」をキャッチコピーに掲げる小池知事になびく議員と抵抗勢力とのパワーバランスが気になります。 奇遇にも、第45代アメリカ大統領ドナルド・トランプの基本理念も「アメリカ ファースト」。「国としての主導権を回復する」としてEU 離脱を決断したイギリスも考え方は同じだし、フランスでも国民戦線のル・ペン党首が急速に支持を集めていて、世界は間違いなく自国保護という右の片葉の方向に転換し始めているようです。
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(このシリーズは、iPadで楽しめるように設計されています。喫茶店でお茶を飲みながら、ゆるりとした気分でお楽しみください。) 東京下町や沖縄を探訪する(「東京・下町自転車」)、「沖縄花だより」、「沖縄紀行・探訪記」、「真樹のなかゆくい」へも、是非訪づれてください。 |