「やんばるクイナ」に出会う旅 (続・前篇:マングース北上防止柵) | |
東村役場 |
東村の村役場を覗くと、建物の豪華さに驚かされます。3月につつじ祭りが開催される「村民の森」の「つつじエコパーク」にしても豪勢で、相当額の建設費と維持費用が費やされていると思われます。不思議に思い地図を開いて見てみれば、東村の北側にはアメリカ海兵隊の広大な北部練習場が広がり、さらに高江地区では、オスプレー配備のためのヘリパッド(ヘリコプター着陸帯)建設工事まで始まっていました。オスプレーは、普天間基地への配備を巡って大きな話題となっている軍用機で、村営設備の豪華さに納得です。 |
マングース北上防止柵 |
マングース北上防止柵は、東村役場から「村民の森」を越えて福地ダム方面に向かうと見つかります。この柵は、福地ダムから塩屋湾まで続いていて、柵には希少動物の写真と小学生の書いたマングース撲滅の絵が延々と展示されています。 もはや、ここまでくると洗脳に近いものを感じます。小学生の子供たちまで敵に回した形のマングースですが、本当に悪いのは沖縄にマングースを持ち込んだ東京大学の先生と、それに同調した専門家の先生たちです。 |
大国林道入口 |
林道の入口は、少し戻った所にありました。 入口はマングース北上防止柵で固く閉鎖されており、通る時だけ扉を開けて通行するシステムのようです。あたかも、他人の敷地や米軍基地にでも侵入するような緊張感が走ります。 ましてや、柵の向こうではヤンバルクイナが走りまわり、ノグチゲラもたくさん飛び回っていると思っただけでも「ちむどんどん」(沖縄弁で心臓ばくばく)です。 |
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