真樹の「なかゆくい」 | (二休み:映画「バイオハザードX」) |
東京錦糸町の映画館、TOHOシネマズ 錦糸町に、「バイオハザードX リトリビューション」を見に行ってまいりました。これを見て、「バイオハザード」を見てみたい!と思って頂ければ幸いです。 |
夜10時は、レイトショーの時間帯で上映料金が安くなります。通常1,000円だと思っていましたが、3D映画だとメガネの代金も加算され、1人1,400円にもなってしまいました。 日本語吹替え版もありますが、字幕も余計さ!と嘯(うそぶ)きながら、字幕スーパー版を見ることにします。 同じ時間に、踊る大捜査線も上映しています。深夜にも関わらず、どちらもお客さんでいっぱいでした。 織田裕二や深津絵里も好きですが、どちらか一方と言われれば、「ミラ・ジョヴォヴィッチ」を選んでしまいます。 |
TOHOシネマズ 錦糸町 |
映画は、垂直離着陸飛行機オスプレイによる敵の襲撃から始まります。このシチュエーションは唐突で、前作を見ていないと良く分かりません。 2010年公開の前作「バイオハザードIV アフターライフ」では、主演「ミラ・ジョヴォヴィッチ」が敵の生体実験設備である大型貨物船「アルカディア」を制圧し、多くの生存者を救出した場面で終わりました。 前作でも、敵が逃げる時にオスプレイが登場しましたが、当時は全く話題になっていませんでした。 |
V-22 オスプレイ。タカの一種である「ミサゴ」のこと。 |
「バイオハザードX リトリビューション」 |
映画「バイオハザード」も、一作目、二作目あたりまでは、映画独自のストーリーを持ち合わせていましたが、前作あたりから今作にかけて、話の流れが複雑で、映画の内容にほとんどついていけません。 かつてのアクション映画では、敵と見方の区別が明白でした。スパイ映画「007」でも、二重スパイや裏切り者が現れて、ストーリーを混乱させることはありました。 しかしバイオハザードの場合、コンピューターの作ったクローン人間まで登場し、しかもそのクローンが味方であったり敵方であったり、最後まで、そして映画を見終わった今でも、誰が敵で誰が味方であったのか、明確に回答することが出来ません。 |
中島美嘉は、私の中ではもはや女優です。 |
コンピューターが知能を持ち、人間の制御出来ないところに行ってしまう点は、映画「ターミネーター」とも共通する設定です。 主人公「アリス」が、「ターミネーター」の主演女優「サラ・コナー」にダブって見えてしまいます。 結局この映画は、ストーリーを深く考える必要はなく、「ミラ・ジョヴォヴィッチ」(役名:アリス)の華麗なアクションを堪能する映画です。 アリスは、前作から2丁の拳銃と1本の日本刀を背中に背負って戦うようになりました。シュリケンやチェーン(鎖)も使いこなします。 まさに西洋版「九の一」です。 |
歌手、中島美嘉も前作に続いての登場です。ウィルスに感染して暴れまわるゾンビ(アンデッド)の役は、これまた本人の持つ独特な雰囲気を最大限に行かし切った彼女にしか出せない役回りです。 加えて、中国国籍女優「リー・ビンビン」。 彼女の、知的で、セクシーで、華麗なアクションには、一発で虜になってしまいます。 「リー・ビンビン」は、直前に尖閣諸島問題が勃発し、日本での試写会挨拶には出席できなかった模様です。 尖閣諸島問題が解決しようがしまいが、中国との友好関係がどうこじれようとも、「リー・ビンビン」だけは応援していこうと思います。 |
李氷氷(リー・ビンビン) |
ここまでつらつらと紹介してきましたが、実際に自分の目で見ないと「バイオハザード」の面白さは、正しく伝えることが出来ないということがよく分りました。 是非、映画館に足を運び、その魅力を確認してみてください。 |
(文:梶原正範、写真:ほとんどがパクリ) |
(このシリーズは、iPadで楽しめるように設計されています。喫茶店でお茶を飲みながら、ゆるりとした気分でお楽しみください。) ついでに、「沖縄紀行・探訪記」や「沖縄花だより」、真樹の「なかゆくい」へも、ぜひ訪れてください。 |