【猿江恩賜公園 雑草図鑑】
ヒルザキツキミソウ/昼咲月見草
(アカバナ科/マツヨイグサ属)


 5月頃、土手一面に咲く淡いピンクの花は月見草に似ています。しかしなから今の時刻はお昼過ぎ、月見草は夏の月夜にひっそり咲く花で、陽の当たる時間に咲いてる筈がありません。しかも、とてもひ弱で野生ではほぼ見ることができません。

 月の出を待ってるイメージから、混同されがちなのが待宵草(まつよいぐさ)。いずれも夕方に咲き始め、明け方にはしぼんでしまう一日花で、サガリバナドラゴンフルーツの花などと同じです。


昼咲月見草

 しかしながら、昼に花を咲かせているとすれば、これは恐らく昼咲月見草(ひるざきつきみそう)。儚(はかな)いイメージのある本家月見草とは裏腹に、こちらは寒さ暑さにも強い頑強な花でありました。

 
 






(このシリーズは、iPadで楽しめるように設計されています。喫茶店でお茶を飲みながら、ゆるりとした気分でお楽しみください。)
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