【猿江恩賜公園 雑草図鑑】
シロツメクサ/白詰草
(マメ科/シャジクソウ属)


 「シロツメクサ」(白詰草)と云えば、グランドなどに沢山生えているクローバーのこと。乾燥させた葉を荷物の緩衝材として使用したのが和名の由来だそうです。 一方、葉と花が大きくて花の色が薄赤紫なのは「アカツメクサ」(赤詰草)で、これも土手や野原でよく見かけます。

 さらに、アカツメクサの白色バージョンを「シロバナアカツメクサ」(白花赤詰草)と云い、ややこしい事になってます。セッカツメクサ(雪下詰草)と云う風流な名もあって、これでは本家シロツメクサが嫉妬(しっと)します。

 アカツメクサやシロバナアカツメクサの古い葉はうどん粉病になりがちです。安全で比較的効果のあるのは重曹で、1gを1,000ccの水に溶かして噴霧します。うどん粉病の原因菌はカビですが、律儀(りちぎ)にも、寄生するカビの種類は植物によって異なるようです。




シロバナアカツメクサ(白花赤詰草)

アカツメクサ(赤詰草)
 
 






(このシリーズは、iPadで楽しめるように設計されています。喫茶店でお茶を飲みながら、ゆるりとした気分でお楽しみください。)
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